弁護士がガチでパチンコやってみた

慶應卒弁護士がガチでパチンコでお小遣いを稼ぐブログです。

ボーダー理論で勝つことはできるのか

 

今までの記事は、全てホールの出玉制御を前提にどう立ち回るのかという観点で書いてきました。

 

 

では、

 

パチンコやスロットで正統とされている勝ち方で勝つことはできるのか、ボーダー理論は間違っているのか

 

と気になる方もいるかと思うので、今回はその点について書いていきます。

 

 

 

結論としては、

 

 

 

条件次第ではボーダー理論で勝てます

 

 

 

ここでいう条件というのは、ボーダー20/kに対して25/k回るとかそういうことではありません。

 

 

ボーダー理論の説明はググればすぐ出てくるので割愛します。

 

 

 

ボーダー理論は

 

  1. パチンコの各台は独立に1/319なら1/319の確率で抽選していて、完全確率であること
  2. その他の外部からの干渉か全くないこと

 

を前提としており、この前提が成り立たなければ成立しません。

 

 

 

仮に、

パチンコ屋が出玉制御をしていたり、顔認証などで個人の収支をコントロールしていた場合には成り立ちません。

 

 

つまり、上の前提が成り立つお店であれば、ボーダー理論で勝つことができます。

 

 

 

しかし、厳密な意味でこの前提が成り立つのかどうかユーザーからは分かりませんよね。

 

 

 

 

 

ここで二つの視点を紹介します。

 

 

1 他の客の動向

 

ボーダー理論が成り立ち、ボーダー理論で勝てるお店であれば、

既に他の客が気付いていて、連日ボーダー理論で立ち回っているはずです(軍団などですね)

 

 

つまり、そのような客が複数いる店はボーダー理論の前提が成り立つお店である可能性が高いです。

 

 

 

逆に、プロのような人(同じ台を終日ぶん回す客)が1人もいない場合、ボーダー理論で勝てない(前提が成り立たない)お店である可能性があります。

 

 

 

 

例をあげると、僕がよく行くハリウッド品川やゴードン品川では

 

僕がパチンコを始めた当初、プロのような人が何人もいました。

 

連日、回る台を見つけ終日回す人ですね。

 

僕も当時は学生だったので、プロの人を何度も見ていました。

 

でも今のハリウッド品川やゴードン品川のパチンコにはプロが1人もいません。

 

 

なぜでしょう?

 

 

ハリウッド品川やゴードン品川には探せばボーダー以上に回る台は今でもあります。

 

にもかかわらずプロは1人もいなくなりました。

 

 

 

 

おそらく、プロがいなくなったのは、勝てないからです。

 

 

 

プロも馬鹿ではないので、長期的に見て、ボーダー以上に回る台を打っているのに、負けていれば、おかしいことに気づくはずです。

 

 

その結果、お店にプロが1人もいなくなったのです。

 

 

考えてみてください。

 

 

仮にボーダー理論で勝てるなら、

回る台を見つけて打つだけでお金がもらえるということになるので、客が殺到するはずです。

 

 

でも現実、ハリウッド品川やゴードン品川は閑古鳥です。

これがどういうことか分かりますよね?

 

 

 

 

 

次に2つ目の視点です。

 

2 釘の調整をいつ誰が行うのか

 

 

ボーダー理論が成り立つということは、お店はパチンコから利益をあげるために、釘の調整を行うはずです(ちなみに釘をいじることは風営法違反です)。

 

 

 

そうすると、例えば

 

お店が客にたくさんきてほしいときには釘をあけますし、

回収したいときには、釘を締めます

 

 

 

まずこれはいつ行うのかという問題があります。

 

都内であればパチンコ屋は10:00に開店し、10:45分に閉店します。

 

 

交換の関係で、客がお店に1人もいなくなるのは23:00頃でしょうか。

 

 

釘をいじるとすれば、23:00に客が1人もいなくなった後、開店の10:00までに行うことになります。

 

店長や店員も帰宅して寝るはずなので、釘をいじるための時間は2時間から3時間程でしょうか。

 

 

この間にお店にあるパチンコ台の釘をいじるのは相当時間との戦いになるはずです。

 

 

しかし、釘によって回収率を定めているとすれば、釘の位置はお店の収支に直結するので全ての台を見る必要があります。

 

 

 

そんな時間があるのでしょうか。 

 

 

 

パチンコ屋には数百台のパチンコ台があります。

 

その全ての釘をいちいち調整しますかね?

 

 

 

 

 

 

次に釘を誰が調整するのかという問題があります。

 

昔は、釘をいじることを生業とした釘師という職業があったといいます。

 

 

 

仮に全国のパチンコ屋全ての釘を釘師がいじっているとすれば、釘師は全国にそれなりの数いるはずですよね。

 

 

しかし、皆さん釘師を見たことあります?

 

 

現代ではSNSが普及しているので、釘師の中の1人がTwitterなどを利用していてもおかしくない時代ですが、僕は釘師を名乗る人を1人も見たことがありません。

 

 

確かに釘をいじることは風営法違反なので表立って求人募集をかけられない事情があるのかもしれませんが、それでも1人くらいどこかにいてもおかしくはありません。

 

 

 

 

 

また、釘師という職業があった程、技術が必要となる作業を1店員がしているとは思えません。

 

 

 

確かに現在でもお店は釘をいじっていますが、それはもはや重要視されなくなったのです。

 

 

なぜでしょう?

 

 

釘をいじる必要がないから(釘をいじらなくても利益を確保できるから)ではないですか?

 

 

 

 

 

 

以上に見てきたとおり、ボーダー理論は二つの前提が成り立つ場合には勝つことができます。

 

 

しかし、現状そのような前提が成り立つお店は少なくなってきているのではないでしょうか。

 

 

どこのお店でも、数千円打っては辞め、台を変えるという人がほとんどで、プロのような人を見る機会は激減しました。

 

 

多くのホールでは、不可欠の前提が成り立たないため、ボーダー理論で勝つことは難しいということを示しているのではないでしょうか。