遠隔について
この問題、パチンコを打つ人は誰しもが一度は聞いたことがある話題ですね。
表向き遠隔はないということになっています。
結論から言えば、遠隔はあります。
何故そのように言えるのか。以下に説明します。
①過去の事例
過去に横浜市のパチンコ店で、遠隔装置を使っていたことでお店が摘発されています。
この時、摘発されたのは1店舗ですが、この事例をよく見れば分かることがいくつかあります。
まず言わずもがなですが、少なくとも過去に遠隔をしていた店があったということ。
遠隔装置を入れることはもちろん風営法に違反しますが、違反してでも導入したお店があったということです。
法律でいくら〇〇するといけませんよと書いてあっても、それを破ってでも悪いことをする人はいるものです。
殺人の罪でもそうです。人を殺してはいけないと刑法に書いてありますが、そんなの御構い無しで人を殺す人が絶えません。
遠隔も同じです。悪いことだと分かっていてもする人はします。
横浜のお店が運悪く見つかっただけのことです。
②遠隔装置の存在
また、この遠隔装置、報道によればパソコンを操作して、故意に客が遊戯している台を強制的に大当たりさせることができるというものでした。
この事実は、そのような遠隔装置をどこかの会社が作っていることを示しています。
パチンコ機器も複雑な機器なので、外部からそのような信号を発する機器を横浜市のお店が独自に開発し、取り付けていたとは考えられません。
パチンコ屋に向けて、遠隔装置を販売している会社があり、その会社は遠隔装置を売って一定の儲けを出しているわけです。
そのような会社は、他の産業と比較すれば当然ですが、全国に一社だけということはないでしょう。
遠隔装置を売って儲けを出している会社が複数あるということは、それを買っているパチンコ屋も複数あるということです。
③自身の経験
私は弁護士なので、職務上各種の契約書をチェックします。
守秘義務の関係で多くは書けませんが、パチンコ屋に遠隔装置を取り付ける工事の契約書をチェックしたことがあります。
これらの事実から間違いなく、遠隔は導入されています。
しかし、ユーザーの目線から言えば遠隔があると分かったとしても、それだけではあまり実戦の役には立ちません。
1️⃣まず導入率がどの程度なのか分からない。
遠隔装置をすべてのお店が導入しているのか、それとも一部の店だけが導入しているのか、これは私達ユーザーからは分かりません。
2️⃣そして、遠隔をされたのかどうか判別する手段がない。
当たらない遠隔、当たらせる遠隔を使用した時、パチンコ台がどのような挙動をするのかユーザーは分かりません。
ずっと何も起こらず静かになるのか、それとも激アツを外しまくるのか。
ここからは私の推論になりますが、遠隔をすればおそらく台の挙動は変わらないが、普通であれば当たるはずの演出を外すのではないかと思います。
パチンコでいえば、例えば1/319の機種であれば、演出バランスとして、1/150-1/200程度の確率で激アツ演出(信頼度70%程度の演出)が来るように設計されているはずです。
そして、その激アツ演出の70%が当たるというわけです。
仮に、遠隔装置を用いて、無理矢理当たらなくした場合、
おそらく台を回せば激アツ演出は、同じ確率(1/150-1/200)で来ますが、遠隔の影響で台が当たることができないため、激アツ演出は全て外れます。
その結果、激アツを外しまくるはずです。
なので、遠隔を見破るためには、自分に来た演出が、メーカー発表の信頼度と概ね一致しているかどうかで見破ることができるはずなんです。
これは出玉面でも同じです。
初当たりに対しての出玉が、メーカー発表の数値とかけ離れていれば、出玉を制御されている可能性があります。
僕はとある日ホールで、1日10回の初当たりを取りました。
しかし、その内まともな出玉は4000発が一度、3000発が一度で残りは単発か即落ちで500玉程しか出ませんでした。
当てているのはどれも1/319か1/199です。
このくらい偏れば、おそらく遠隔されているとみて、間違いないです。
演出面でいえば、80%の激アツを日に何度も外すとかですね。
このようなホールはできるだけ避けましょう。
別の記事でも書きましたが、ホール選びはユーザーに許された数少ない武器なんです。
この武器をうまく使えない人は勝ち続けることは難しいです。